第4章 制御回路
ここでは、タイマー・スイッチ・機能選択端子台などの役割や使用方法・設定のための考え方を説明します。
オペレーターの方に限らず、保守担当者にとっても非常に重要な章となります。
制御フローチャート
まずは、制御フローチャートにより全体の流れを把握して下さい。
始動入から投入開始まで
作業開始時(始動スイッチ「入」)の始まりでは、オートゼロを実行して投入開始します。
2回目の計量からは、オートゼロタイマーを
チェックする。
オートゼロタイムアップの場合、オートゼロ実行。
詳細は「オートゼロ」の章を参照して下さい。
「切|レベル|入」スイッチと製品有り無しを検査。
「入」で製品空の場合待機。
「切」の場合、連続計量。
ゼロ付近検査は、次計量のためのものです。
排出動作が正常に行われたかを、重量値で判定し
ています。
従ってオートゼロが実行される1回目の計量、
または、タイマーによるオートゼロが実行された回の計量では、既に重量値ゼロになっています。
図中の JP はゼロ付近信号の有効/無効の選択です。
投入開始から投入終了まで
このフローはN2V(電磁フィーダー)型
の例です。
大投入=大・中・小ON
大投入完了=大投入→中投入
中投入=中・小ON
中投入完了=中投入→小投入
小投入=小ON
小投入完了=小投入→完了安定タイマー
図中 JP は投入終了ラッチ機能の選択です。
投入終了から排出開始まで