ベルトフィーダー
 
ベルト式の供給機は、過酷な条件で使用されることが多いようです。メンテナンスには十分気を配って下さい。
ベルトフィーダーはモーターにて回転します。また、連結にはチェーンを使用しています。
チェーンやスプロケット及び軸受けに関しては、別項「保守一般」を参照願います。
ベルトには蛇行防止Vガイドがついていますが、蛇行が極端にひどい場合は、ベルト張りボルトにて調整してください。
 
 
 ゲート及び層厚調整ダンパー
 
ベルト先端ゲート、及び層厚調整ダンパー開閉はエアーシリンダーを使用しています。
エアーシリンダーは使用回数によりスピードが変化することがあります。
また、能力,精度向上のためにも調整方法を覚えてください。
エアーシリンダーの取り扱いに関しては、別項「保守一般」の「エアーシリンダー」を参照して下さい。
  各部の名称
@ ベルト先端ゲート用シリンダー
A 引き側スピード調整コントローラ
B 押し側スピード調整コントローラ
C 層厚調整ダンパー用シリンダー
D 引き側スピード調整コントローラ
E 押し側スピード調整コントローラ
F 高さ調整ボルト
G 流量調整ダンパー
H 供給筒
I ベルトフィーダー
 
 
@のベルト先端ゲートの開くスピードはAで、閉まるスピードはBで調整します。
Cの層厚調整ダンパーの開くスピードはDで、閉まるスピードはEで調整します。
スピード調整コントローラは、つまみをねじ込んでいくとスピードが遅くなります。ゆるめると早くなります。
ベルト先端ゲートシリンダーは、ベルトが回転すると同時に開くので、製品がゲートに当たる前に全開するように調整してください。閉まる方は、ベルト停止後製品がこぼれない様に調整してください。
層厚調整ダンパーは、計量開始で上がり、大,中投入完了にてさがります。スピード調整は、上がりは速く下がりは遅く(速いと製品が止まる可能性がありのます)してください。
空での調整が終わったら必ず製品を流して、動きを確認して下さい。空運転と実流運転では、多少動きが違う場合があります。
Gの流量調整ダンバーは、層厚及び流れに応じて調整してください。(F高さ調整ボルト−−手動−−スパナ)

 
 点検・清掃
 
特に、ベルトの傷みを注意して点検願います。ベルトが切れた場合、製作にある程度の時間が必要です。
また、プーリーに付着堆積物があると蛇行やスリップの原因となり、ベルトの寿命が短くなります。
定期的に点検・清掃をお願いします。